ほとんどの日本人が海外においてのタトゥー(刺青)に対する認識を誤解している件

 

私がはるか昔にスペインに留学した際、道行く外国人やカフェの店員さんがタトゥーをいれていることにびっくりしたもので、初めて海外に行った私はそこで「海外でタトゥーを入れることはファッションで、日本であるような偏見なんかはあんまりないんだなぁ」と感じたものである。そしてこれは、日本にいる多くの日本人が感じることではないだろうか。

海外では刺青してようがタトゥーいれてようが、個性として尊重されるんだ!日本のようにヤクザやカタギの人ではない、反社会勢力の一員だと思われることなく生きて行っているんだなと。

しかし、海外歴が長くなれば長くなるほどこれは正しくないのではないかと思うようになった。一言で言えば私の考察はかなり甘かったといえるのだが、海外において、タトゥーを入れている人というのはどのように見られているのだろうか?

 

友達の全身にあった大きな刺青に感じたこと

「girl tattoo」の画像検索結果

日本人にとって刺青は大きな意味を持ち、銭湯やプールといった公共の場所に行くことができなくなることの上に世間様の偏見というものも大きな壁となる。そもそもたくさん刺青を入れている人はもともと暴力団員の一員だったけど、今は抜けていますとか、小さなタトゥーなんかを入れている人はファッション感覚なのかもしれない。

私が大学生だったころ、いまだに忘れられない思い出がある。

自動車の免許を取りたいと思い、合宿型の免許取得講習に参加したのだ。九州の片田舎で行われた合宿だったが、こぢんまりとしておりかなりアットホームで、とても楽しく過ごしていた。その宿舎は一つの部屋に2名入れるようになっており、私のほかに20歳の女性が一緒であった。

彼女は美香ちゃん(仮名)といい、とても美人な女の子だった。しかしよく話を聞くと、中学を卒業してからはずっとキャバクラで生計を立てているという。見た目の派手さとは裏腹にまじめで明るく、とても気があったのでずっと一緒に行動するようになった。

しかし、ある日美香ちゃんはかがんで何か落としたものをとろうとしていた。私は手伝おうとかけよったところ、めくれた洋服の腰のあたりに大きな刺青を発見してしまったのだ。あんまり気を使ってもよくないと思ったので、それどうしたの?とさりげなく聞いたら背中全体からお尻の下までぎっしり鯉の入れ墨が入っているのを見せてくれたのだった。実際に生の刺青(しかもいかにもヤクザっぽいやつ)を見たの初めてだったので動揺しつつも、誰か男性の影響なんかで若くして入れちゃったんだろうな程度に思っていた。

その後しばらくして、彼女は音信不通になってしまった。聞いた話によると、暴力団関係のお金持ちが借りた高層マンションで暮らしていたが暴力沙汰となり泣く泣く地元に帰って療養しているという。やっぱりそういうことだったんだなと悲しくなった。

 

海外ではすべては個人の勝手=自己責任

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海外においてはタトゥー=反社会勢力と思われることは実際にはない。ファッション感覚で入れている人も多く、日本人ほど拒否反応を示すことはない。これは事実だ。実際にヨーロッパやオーストラリアにおいては、カフェの店員さん(バリスタ)はほとんどの人がタトゥーをしている。

しかし、自分の家族(娘や息子)が刺青がたくさん入ったパートナーと結婚しようと思う、とご挨拶に来たときは、おそらく中流~上流家庭においてはやや反発する両親も少なくはないだろう。私は海外でオフィスワーカーとして働いているが、そういった場所においてタトゥーをしている人は正直皆無である。(もしくは半そでを着ても隠れる範囲しか入れていないようだ)

そもそもビジネスをする場合、スーツから刺青がのぞいているということは信頼関係を構築する上ではありえないことであろう。たとえば自営業やバリスタ、アーティスト、芸能人、モデルなどであれば人からとやかく言われることはないだろう。しかし、そもそも大卒で、中流以上の家庭に育ち、オフィスワーカーとして収入を得ている人でタトゥーをいれるということはほとんどありえない。

タトゥーを入れることはいいことでも悪いことでもなく個人の自由だ。しかし、入れたからには、自分のタトゥーに責任を持たなくてはならない。たとえば今までカフェの店員として働いており、これからオフィスで働きたい、となった場合面接を受ける。しかし、見えるところにタトゥーがある限り、社会的信用を得るのはやや難しいという局面も覚悟しなくてはいけないだろう。とくに金融や教育業界などではタトゥーをしている社員というのはありえないであろう。タトゥーをしているのはあくまでファッション業界や芸能界、アーティスト、ブルーカラーに限られる。

 

海外で羽目を外してタトゥーをいれる日本人

某発展途上国で働いていた際、インターンシップの女の子から小さなタトゥーを入れたいと相談を受けたことがあった。というのも発展途上国でタトゥーを入れるとかなり安く入れられるということで、これを機に入れてしまおうかなということだった。当然ながら私は大反対(とはいえどもやんわりとだが)し、両親からも反対されたため断念したそうだが、特に20代前半の子などは海外でタトゥーが比較的受け入れられていることから、軽い気持ちで入れてしまう人が多いように感じる。

海外でタトゥーを入れる際は周りの人に相談し、かつ確固たる理由がある(一生後悔しない)場合のみありかなというのが私個人的な意見ではある。しかしその反面、いわゆるオフィスワーカーとして働くことはたとえ海外であってもやや難しくなるということは伝えておきたい。

ちなみにイギリス人とオーストラリア人の若い男性と暮らしたことがあるが、二人ともかなりやんちゃでお酒もマリファナもかなりやっていたが、ホテルで働いているということもあり体はタトゥーもなくまっさらであった。聞いてみたところ今後も入れる気はないということだったので、やはり普通の家庭に育った外国人からしてもタトゥーを入れるということは一般的ではないということであろう。

 

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