南部の経済都市、ホーチミンにて滞在3年目に突入しようとしている、りんりんです。
ベトナム旅行を考えているみなさん、言葉の問題って気になりますよね?最近ではインフラ整備も進み、都市部やメコン地域など、多くの場所で日本人観光客も増えています。
しかし、海外旅行ではトラブルが付き物。英語って通じるのかな?そんな、渡航前にできるだけ不安をなくしたいアナタのために、現地在住者が英語が通じる度合いを星5つ評価で教えます!
<国際空港>
星・★★★
南部ホーチミン市のタンソニャット国際空港、中部ニャチャンのカムラン国際空港、北部ハノイのノイバイ空港に行ったことがありますが、誰でも英語が通じるわけではありません。入国審査後の飲食店や土産物店ではもちろん英語が通じ、店員によっては日本語が通じることも。ただ清掃員や、荷物受け取り場にいるおじさんに英語は通じないので、もしロストバゲッジなどのトラブルが起きた場合、専用カウンターに行って英語で説明しましょう。
また、空港を出ると多くのタクシーの客引きが話しかけてきます。車体が全て緑色のマイリンや、白色のビナサンは割と信用できますが、それ以外のタクシーだとぼったくりに合う可能性が高いです。(通常、ホーチミンにあるタンソニャット空港から街中までは、200,000vnd{日本円だと約1,000円}以下で行くことができます)もし英語が出来る人が話しかけてきても、安易に付いていかない方が無難です。
<タクシー>
星・★★
ツアーではなく個人で旅行に来た場合、移動で必ず使うのがタクシーです。ベトナムではまだ電車が整備されていないため、基本的には流しか配車サービスで捕まえることになります。流しのタクシー運転手は、全く英語が話せない人と、流暢に話す人の2タイプに分かれるようです。どちらにせよ、ベトナムの住所は「番号+道の名前」になり、発音が難しいため、地図や行き先の住所を文面で見せて理解してもらいましょう。
一方、配車サービス(Grabなど)の運転手は、全体的に英語はあまり通じないと思った方が良いです。ただ運賃も行き先も最初に設定できるため、道中で話す必要も生じないと思います。日本の電話番号でもアプリを使用可能で、またバイクタクシーなども割安で利用できるので、チャレンジしてみたい方にはおすすめです。
※流しのタクシーもアプリで呼ぶことができますが、運賃はメーター式です。
<街中>
星・★★
例えば道に迷った時、近くにいるベトナム人に話しかけたら、英語は通じるでしょうか?恐らく、通じないことのほうが多いかも….。日本でも、外国人に急に英語で話しかけられたら、「No English!」という反応をしてしまうことがありませんか?それと近しい感覚かもしれません。ただ、大学生だと英語を話すことの出来る若い子も多く、親切に教えてくれる可能性も。もしくは規模の大きいしっかりとしたホテルのレセプションなどに行けば、基本的に英語が通じると思って大丈夫です。
余談ですが、1人で歩道を歩いていると、高確率でバイクに乗った人に道を尋ねられます。ベトナム人同士だった場合は、かなり親切に道を教えてくれますが、合っているとは限らない?! もし話しかけられて分からなかった場合は、「Sorry」といえば問題ないです。
<ホテル>
星・★★★★★
ついに星5つが来ました!さすがに、外国人が多く泊まるようなホテルでは、英語は必ず通じます。日本人の宿泊者が多いホテルでは、日本語で話せるスタッフがいるところも。また、民泊サービスなどで個人的に予約した場合は、対象者が外国人になるため、100%英語でのやり取りになります。
留意点としては、英語で会話が出来ていることと、こちらの意思が伝わっているかは別問題になります。何かトラブルやリクエストがあった場合は、遠慮せず詳細に伝えた方が良いです。曖昧に伝えると、大したことじゃないと判断して後回しになったり、忘れられることも….。もちろん一流ホテルでは相応の対応をしてもらえると思いますが、普通レベル以下のホテルだった場合は、このあたりを注意した方が良さそうです。
<市場>
星・★★★★★
ベトナム観光では必ず訪れるであろう、市場。ホーチミン市では、土産物や食べ物、花、何でも売っているベンタイン市場が有名ですが、こういった場所では必ず英語が通じます。一般のベトナム人は「行ったことない」というほど、外国人向けの市場なので、売り子さんが英語で話してくれます。そのため価格設定が割高ですが、値引き交渉も楽しめるので、良い経験になるのではないでしょうか。
こういった市場は市内に点々とありますが、本当に地元民向けになると完全に英語は通じません。もしベトナム人の友達がいて、よりローカルな場所を見てみたい!と思う読者の方は、連れていってもらうと良いと思います。
<レストラン>
星・★★★★
こちらは星4つ付けましたが、やはり外国人が多く来るようなレストランでは、英語が通じます。また、英語・日本語・韓国語メニューを用意しているところも。しっかりとしたレストランはもちろん、エアコンの無いような庶民的なお店でも、英語メニューを用意しているところもあります。その場合、店員は英語を話さない場合が多いですが、「これ、1つ」といったジェスチャーで注文できます。
また、お客さんがベトナム人メインのところは、基本的に英語も日本語も通じません。どうしても食べたいものや欲しいものがあって行く場合は、ベトナム人の友人を連れて行くか、ジェスチャーなどで伝えるといいでしょう。
<コンビニエンスストア>
星・★★★
これは店舗による、というのが正直なところ。外国人が多いエリアでは、基本的に店員が英語を話せます。また慣れているので、急に英語で話しかけても、快く対応してくれることが多いと思います。ただ割とローカルな地域に行くと、英語に拒否反応を示されることも。
筆者は少しローカルな地域に住んでいますが、スマートフォンの料金をチャージするためにコンビニに行ったところ、2店舗から拒否。これは店員と意思疎通できなかったのが理由で、結局、オフィス周辺の外国人の多いエリアで事なきを得ました。(普通に買い物をする分には、どこでも問題ありません)
<博物館、美術館など>
星・★★★
観光として、博物館や美術館に訪れることもありますよね。これらの場所で英語を話すことはあまり無いかと思いますが、チケット売り場などでは通じます。
外国人が多いため、チケット売り場のおばちゃんなどでも「1チケット、アダルト」など伝えれば、十分でしょう。また英語・日本語でのパンフレットを置いている場所が多いわけではないので、事前に歴史や作品について調べて行った方が、理解が深まってより楽しめると思います。
<ショップ>
星・★★★★★
女性であれば、ショッピングを楽しみたいですよね!ベトナムではアオザイをオーダーメイドしたり、焼き物や、かごバック、東南アジア風のオシャレな洋服など、色々魅力的なものがあります。
外国人が多い通りのショップでは、英語もしくは日本語が必ず通じるので、問題ないでしょう。ただ店員が英語があまり得意でない事もあるので、「違うサイズが欲しい」「別の色はある?」といった細かい質問になると、あまり調べてくれないことも。
どうしても伝えたことがある場合は、Google翻訳などでベトナム語に翻訳した文章を見せるか、欲しいものの写真を見せた方が良いでしょう。
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<バー、クラブ>
星・★★★★★
都市部で夜を過ごすなら、バーやクラブで楽しみたい!日本よりも格安な価格で、お酒と心地の良い空間が楽しめることもあり、オシャレなバーやクラブがたくさんあります。
それもやはり外国人がメインになってくるため、英語は必ず通じると思って良いでしょう。気をつけたいのは、必ず「お客さんが外国人ターゲット」の場所にいくこと。バーは問題ないかと思いますが、クラブになると、薬物などの危険性が高まります。
クラブの中には、以前から警察に目をつけられていて、突然摘発されることも。完全にローカルのクラブに行くと何が起こるかわからないため、行かない方が無難です。
<ベトナムは英語対応発展途上!楽しく旅をしよう>
現地在住者による、ベトナムでの英語の通じる度合いのご紹介でした。東南アジアといっても、シンガポールやマレーシアとは異なり、やはりまだ英語の意思疎通で苦労することが多いかもしれません。ただ、親切な人が多いので、そんな怖がらず、トラブルも楽しみながら旅が出来たら、良い思い出になるはずです。この記事が参考になったら、幸いです!
(この記事は2020年2月時点で執筆しています。今後アプリや料金、現地の状況も変わる可能性も高いと思いますので、ご了承ください。)
ブログにて回答させていただきます♪

2018年に渡越、以降現地採用としてホーチミン市で働く。ベトナム人の友達が多いと言われるので、日本のみなさんにとって役に立つ情報を発信できれば幸いです。